お知らせ

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長野県小布施町千曲川です。1955年木下恵介監督、野菊の如き君なりきの舞台となった所で伊藤左千夫野菊の墓をモデルにして作られた映画で小説では千葉県が舞台ですが木下監督は明治中頃の北信濃を舞台にして作りました。少し年上の女の子と仲がいいというだけで周囲から揶揄された時代、同じ畑に行くにもわざわざ別の道を遠回りしてゆくふたり、やがて正夫は中学へ、民子は意に添わぬ人と結婚させられやがて病死、民子の死を知った正夫は泣いて母に抗議します。民子の正夫への深い愛を知った母は泣いて正夫に詫びます。BGMも一本のマンドリンだけそれに長い回想シーンを画面の四隅を白く卵型の枠で囲いより一層深い悲しみを誘います。ジェンダー平等が叫ばれる今、2人はどう見ているのでしょうか?正夫と民子が永久の別れとなる事もしらず舟で別れるシーンが撮影された所がここです。木下監督は1959年公開、風花の舞台も北信濃にしてこの近くで撮影されました。代々続いた庄屋の没落を描いた映画で同じ敷地で暮らしながら小作人の母子の貧しい暮らし、義理の父母の冷たい仕打ちとそれにめげずに必死で子供を育ててゆく母、岸恵子さん扮する毅然と生きる女性と笠智衆さん扮する作男が心暖かく支援する。長野県は名作映画の舞台やロケ地となった所が沢山あり同じ木下監督の喜びも悲しみも幾年月、山本薩夫監督のああ野麦峠ああ野麦峠新緑編、乳房を抱く娘たち、山田洋次監督の男はつらいよたそがれ清兵衛、家族はつらいよ妻よバラの様に、など、一刻も早くコロナを収束させてゆっくりと平和を願う映画の舞台やロケ地を訪れて見て下さい。ここは又、リンゴと栗の産地、実りの秋を迎えたわわに実り始めました何の被害もなく収穫を迎えてほしいものです。
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